企画・要件整理
企画・要件整理は、プロジェクト全体の判断基準を定めるフェーズです。 ここで整理した内容は、以降の設計・制作・判断のすべてに影響します。
実務では十分な時間が取れないまま進むことも多いですが、 最低限押さえておくべき観点を整理しておくことで、 後工程での手戻りや認識ズレを大きく減らすことができます。
このフェーズで行うこと
- プロジェクトの目的・ゴールを言語化する
- 解決したい課題と背景を整理する
- ターゲット・利用シーンを明確にする
- スコープ・制約条件を把握する
- 関係者・体制・役割分担を確認する
すべてを完璧に決める必要はありませんが、 「何が未確定で、どこまで決まっているか」を整理しておくことが重要です。
考えておくべき判断軸
企画・要件整理の段階では、具体的な制作物よりも 「判断の軸」を用意することが求められます。
- この施策は、何の目的に紐づいているか
- 優先順位を決める基準は何か
- 要望と目的がズレたとき、何を優先するか
- 後工程で判断に迷ったとき、立ち返るポイントはどこか
よくあるつまずき
- 要望をそのまま要件として扱ってしまう
- 目的と手段が整理されないまま進行する
- 制約条件(予算・納期・体制)が曖昧なまま設計に入る
- 誰が最終判断者か決まっていない
これらは後工程で顕在化しやすく、 デザインや実装段階での手戻りにつながりがちです。
次のフェーズへ
企画・要件整理で整理した内容をもとに、 次は情報構造や体験を具体化するフェーズに進みます。